前池英樹氏の推奨する銘柄は本当に質が低いのか?勝率は?
前池英樹さんは、株式会社新生ジャパン投資という投資顧問会社の代表です。
かつては高山緑星という名で、ストップ高・大化け銘柄を多く輩出したことで、その名を業界に轟かせました。
投資顧問会社とは、個人投資家に対して上がりそうな銘柄を助言するのが仕事です。
ゆえに前池英樹さんにとってはその能力を最大限に活かせる天職だともいえそうです。
しかしネット上では、推奨された銘柄で損をしたとかマイナスで塩漬け状態などといった評判を目にします。
本当に前池英樹さんの推奨する銘柄の質は低いのでしょうか?
証拠付きで徹底検証してみました。
※新生ジャパン投資の代表、前池英樹さんのPR記事となります。
前池英樹さんのツイッターから注目銘柄を検証
前池英樹さんは、高山緑星名義でツイッターを日々更新しています。
その日の相場の状況や大きく動いた銘柄のツイートが目立つ中、自身が注目する銘柄のツイートもしているようです。
ここでは2021年8月に前池英樹さんがツイートした銘柄が、その後どのような動きをしたのかを追ってみました。
ちなみに注目銘柄とは「6938双信電機8月3日高値更新」のような端的なツイートではなく、注目する理由までも詳細に述べているツイートのことを指します。
注目銘柄をツイートした例
【6470大豊工業】
決算発表明け前期比9.3倍という大幅増益予想で、進捗率から更なる上方修正の可能性も高まる、再生炭素繊維からCFRP製品化技術開発に成功したトヨタ系自動車部品・超割安・EV関連銘柄。
トヨタ系自動車部品中堅。滑り軸受け、ダイカスト、金型を3本柱にEV向け着手。
2022年3月期最終利益が前期比9.3倍の28億円予想。予想EPS96.51円。今期予想PER9.5倍。PBR0.41倍。超割安。
7月29日に発表した2022年3月期第1四半期純利益9億6300万円は、同通期最終利益28億円予想に対する進捗率が34%に達し、上方修正の可能性高まる。仮に、第1四半期純利益9億6300万円を単純に4倍した38億5200万円が通期最終利益なら、前期比12.8倍増益。
仮に、第1四半期EPS33.22円を単純に4倍した132.88円が通期EPSなら、PER6.9倍に低下。
2月12日に、子会社の日本ガスケットがカーボンファイバーリサイクル工業と共同で、再生炭素繊維を使用したCFRP(炭素繊維強化プラスチック)の技術開発に成功したと発表。
強度と軽さを併せ持つCFRPは、金属の代替材料として航空機、自動車等で使用が増加しているが、非常に高価で、リサイクル技術も未確立。廃材の多くは埋め立て処理されているが、省エネリサイクル技術により再生した炭素繊維を、日本ガスケットが従来から有する抄造成形技術と組み合わせ、再生炭素繊維を利用した素形体の形成と樹脂成形技術により高強度・軽量・低コストな機能性CFRP製品化技術を開発。
この技術を活用し、CFRPの低コスト化が実現すれば、様々な分野の構造材に採用され、軽量化によるCO2の低減にも貢献できる。
この取り組みが、技術開発テーマ“再生炭素繊維を使用したCFRP部品開発”として、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が推進する戦略的省エネルギー革新プログラムにおいて評価され、NEDO省エネルギー技術開発賞優良事業者賞を受賞。本開発で得られた成果に基づき実用化を進める。
1月12日には、同社が新開発したアルミダイカスト製品「プレッシャープレート」および「エンドプレート」が、トヨタの燃料電池車新型「MIRAI」に採用されたと発表。
引用:高山緑星ツイッター
前池英樹(高山緑星)さんが8月にツイートした注目銘柄は16ありました。
その後の動きを追ってみたところ、全体的に言うと「短期的には一旦値下がりする傾向にあるように感じました」
勿論その後に値を戻すパターンも多かったので、長期目線のトレーダーにとっては問題ないように思います。
しかし短期トレーダーでツイート直後に購入を検討する場合は、やや慎重になった方が良いかもしれません。
【3744】サイオス
画像引用:Yahooファイナンス
例えば8/5にツイートした【3744】サイオスの場合は、673円の始値。
8/11の708円の高値を境に下落に転じてしまいます。
その後株価は持ち直し、9/3には763円まで値を上げています。
新生ジャパン投資の朝刊から注目銘柄を検証
【3744】サイオスの例を見る限り、長い目で見れば値上がりは期待できそうな気がします。
しかし短期トレーダーはタイミングよく売買しなければ、損失が出てしまうというケースもありそうです。
「売買するタイミングも教えてもらえたらなぁ・・」
こんな思いが生じてくるのは自然でしょう。
そんなあなたには新生ジャパン投資の朝刊を購読するのがおススメです。
朝刊の中で紹介される注目銘柄には、詳細な推奨理由が明記されているばかりか、売買目安までもが記されているのです。
「でもお高いんでしょ?」
いいえ無料です
はい、これで買う(売る)タイミングが分からないといった悩みが解消されましたね。
それでは新生ジャパン投資の注目銘柄の勝率をチェックしてみましょう。
せっかく詳しく教えてくれたのに、儲からないんじゃ話になりません。
そこで新生ジャパン投資の勝率について調べてみました。
ネット検索してみると、アメブロで新生ジャパン投資の勝率を計算している記事がありました。
記事によれば2020年の勝率は67.9%
しかしこちらは公開されている銘柄に関する勝率になるので、正確な勝率は不明とのこと。
投資顧問サイト検証ナビが2020年5月に会員向けに朝刊で推奨した全銘柄を検証した結果は12勝2敗5分けとのことです。
こちらも地合いが良いor悪いなど時期的な問題もあるかと思いますので、引き続き検証を続けていく必要はあるでしょう。
でもどちらも勝率は悪くはありません。
ではなぜネット上で良くない評判を目にしてしまうのでしょうか?
悪い評判を流しているのは例のレビューサイト
前池英樹さんが推奨する銘柄に悪い評判を流しているのは、一体誰なのでしょうか?
調べてみると例のレビューサイトでした。
投資顧問業界の2大悪の一つ。
同業他社を徹底的に叩くことで、特定の投資顧問会社や銘柄選定ソフトの広告に誘導するヤラセサイト。
こちらについては別の記事でも詳しく述べました。
「株サイト比較ナビ」や「株的中.com」のような悪質レビューサイトの情報は無視して構いません。
これらのサイトは、わざわざ数ある推奨銘柄の中から、下がった銘柄をピックアップして「無能だ」「プロ失格だ」と同業他社を叩くことを生業としています。
後出しじゃんけんも甚だしいので、くれぐれも情報に惑わされることのないようにしてください。
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